ご挨拶

第23回北日本看護学会学術集会Web開催への変更のお知らせ

第23回北日本看護学会学術集会
  学術集会長 佐々木 真紀子

 時下、皆様には新型コロナウイルス感染に伴う様々な自粛により、様々な影響をお受けのことと存じます。
 第23回北日本看護学会学術集会は15年ぶりに秋田県で開催させていただくことで、準備を進めてまいりましたが、今年2月下旬から国内外で新型コロナウイルス感染が拡大する状況となりました。国内の感染状況は現在やや落ち着いてはいますが、今後第2波、第3波と予測されます。
 開催にあたり、参加者の皆様の安全と安心を確保し、また学術集会の発表や交流の機会を是非確保したいと考え、今回はWeb開催に変更させていただくことにいたしました。
 開催方法の変更に伴い、講演や演題発表方式の変更、事前参加登録期間の延長など変更させていただいております。また大変残念ではありますが、懇親会は中止とさせていただくことに致しました。
 変更内容につきましては、本ホームページで随時お知らせしてまいりたいと存じます。
 皆様のご理解・ご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

第23回の北日本看護学会学術集会の開催にあたって

佐々木 真紀子            
秋田大学大学院医学系研究科 保健学専攻

 第23回北日本看護学会学術集会は秋田県で開催させていただくことになりました。秋田での開催は15年ぶりで2回目となります。2020年はオリンピックイヤーでもあることから、会期は例年より遅く10月31日(土)と11月1日(日)にさせていただきました。会場は秋田大学 医学部 医学系研究棟です。
 学術集会のテーマは、「看護職の健康を支えるためのストラテジー」にいたしました。良質な看護の提供には看護職の健康が土台となります。私たちは2000年ごろから看護職の健康管理を中心に共同研究を続けておりますが、看護の職場にはさまざまな健康リスクがあります。個人での対策が可能のこともありますが、看護の専門教育が開始する基礎教育機関における対策や看護の職場の組織的な対策が必要なことも様々あります。今回は、看護職の健康リスクに対して、積極的な対策を検討したいと考え、ストラテジー(戦略)をタイトルにさせていただきました。学術集会で皆様とディスカッションを深め、今後の対策の方向性を明確にしていきたいと思います。

 特別講演では、アレルギー専門医・指導医の矢上晶子先生(藤田医科大学)からアレルギー疾患に対する最新の治療に対するご講演をいただくことにしました。現在、国民の二人に一人がアレルギーといわれております。看護職においてもアレルギーの罹患率が高まっている中、職業性アレルギーの観点からも大変関心を持っていただけると思います。
 さらに教育講演では、健康に働き続けるための心のケアについて、心理学の立場から佐々木久長先生(秋田大学)にご講演いただきます。
 その他のプログラムも現在準備中でございますので、決まり次第、今後ホームページなどでお知らせしたいと思います。

 会期を予定しております10月末の秋田は、紅葉の美しい季節です。新幹線「こまち」沿線の美しい紅葉や、秋田の銘酒やきりたんぽなど、風景や食も十分にお楽しみいただけることと思います。
 是非多くの皆様にご参加いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。